ダム見学の記録をまとめています。
赤マーカーは行った場所、グレーマーカーは行く予定の場所です。クリックで見学記録などにジャンプします。
国土交通省では、民間の観光ツアー会社と連携して、ダム見学ツアーが企画されています。
およそ3ヶ月に一度発行される「ダムを見に行こう」では、実施中のダムツアー一覧が診られます。
関連)ダムツーリズム - 国土交通省水管理・国土保全局
見学ツアーに参加すると、一般人は入れないダム操作室やダム堤体内部、監査廊(管理用の地下トンネル)、ダム放流施設に職員同伴で入ることができます。
ダムによっては、建設工事中の様子を見学出来ます。
なお、ダム周辺や展示室は、予約・申し込みなしで自由に無料見学できるようになっています。展示室ではダムの模型や、歴史、ダム構造の解説、役割の解説パネルなどを見学できます。
ダム周辺の駐車場は、有料にしているところも多いです。事前に無料駐車場をチェックしていくと良いでしょう。
ダムによっては、トレーディングカードのように作られた「ダムカード」を事務所で配布しているところもあります。
国土交通省、独立行政法人水資源機構が管理するダムで作成・配布している、ダムPR用のトレーディングカード。
パンフレットじゃなくカードになっていると、何故か欲しくなるんですよね。
中には、天皇陛下御在位三十年 記念ダムカードなど、期間限定のレアカードもあります。
報道発表資料:天皇陛下御在位三十年 記念ダムカードを発行します - 国土交通省
ダムカードを配布しているダムは、全国に膨大な数があり、ちょっとやそっとじゃ回りきれない量。
参考)ダムカードとは?
一部のダムでは、施設内のカフェなどでダムカレーが食べられます。
参考)宮ヶ瀬ダム
カレーと具の間にご飯でダムを作ってあり、人参などの具を引き抜くと、カレールーを水源に見立ててドーッと放流されます。ダムの仕組みを再現したカレーライスなんですね。
「ダムを決壊させるなんて不謹慎だ」という声もあるようですが、決壊ではなく放流と考えれば楽しめるのではないでしょうか。
黒部ダムカレーや、みなかみダムカレーなどは有名なご当地カレーとなっているようです。
ダムは、下流への水量を調整するために「水をせき止める」「貯めた水を放水(放流)する」とう機能があります。
ダムの貯水量を調整することで、下流の川の水位を一定以下に保ち、氾濫などを防いでいるんですね。
ダムの放流の様子は、人工の滝のように見事なもので、イベントとしても人気。一部のダムでは観光放流として、施設の点検目的も兼ねて、放流のスケジュールを公開・一般見学もできるようになっています。
観光放水をしているダムは、富山の黒部ダムや、神奈川の宮ヶ瀬ダムが有名です。
参考)黒部ダム
ダム構造は、建設場所の特性に合わせていくつかのタイプがあります。
重力ダム、中空重力ダム、アーチダム、バットレスダム、ロックフィルダム、アースダムです。
ダムの形式 資源エネルギー庁
最もメジャーなのは、コンクリートの重さで水をせき止める重力式コンクリートダムでしょう。
ダムの中ではシンプルな構造ですが、重さが必要なため大量のコンクリートが必要になります。そこで、使用するコンクリート量を減らすため、中を空洞にしたのが中空重力ダム。コンクリート量節約のかわりに構造が複雑になるため、施工が難しいんですね。