ダムじゃないけど、管理事務所でダムカードがもらえる利根川最下流の河口堰。
巨大な利根川を、向こう岸からこちらがわまでバシッ!と区切るゲートが並んでます。
ものすごい大掛かり。
なんで、こんな大げさなものを作ったんでしょうか?
その理由のひとつが、塩害対策。
川の水は、水道や農業、工業用に使われています。
ところが、川の流れが弱まると、河口から海水が逆流することがあるんですね。
昭和33年(1958年)には、塩害で4億円の被害が出たそうです。
大ダメージ!
というわけで、川の流れを調整して塩害を防げるように設置されたんですね。
項目 | 内容 |
---|---|
ダム名 | 利根川河口堰 |
どういうダム? | 地域を守る潮止堰 |
住所 | 千葉県香取郡東庄町新宿2276 |
ダムカード | あり。土日祝含む8:30~17:00に管理所に隣接した施設で配布。土日祝日でももらえます! |
問い合わせ先 |
利根川河口堰管理所 |
ウェブサイト | http://www.water.go.jp/kanto/tonekako/ |
電車の場合
車の場合
東京方面から
首都圏中央連絡自動車道(外環道)の東金東IC、または圏央道の香取東IC等を利用。
国道51号から水郷大橋で利根川を渡り、その後は利根川沿いの堤防道路を進みます。
千葉方面から
東関東自動車道の香取ICから国道51号線を利用。
水戸方面から
常磐自動車道の神栖波崎ICを下りて国道126号線を利用。
その他
高速バスの場合、東京駅八重洲から神栖市波崎総合支所(旧波崎町役場)まで約2時間30分です。
利根川河口堰は、千葉県香取市と茨城県神栖市の県境付近にあり、主要な高速道路からもアクセスしやすい立地にあります。展示施設やダムカード配布所もあるので、車での訪問がおすすめです。
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利根川河口堰は、シーバス釣りのメッカとして知られています。淡水と海水が混ざる汽水域で、シーバスが好む環境となっているんですね。
河口に近いこの場所には、海からシーバスが遡上してくるため、堰の構造によって魚が溜まりやすくなっている上、小魚が集まるので、シーバスの餌場となり、水深もあり大型シーバスの生息に適しています。
シーバス釣りのコツとしては、早朝や夕方が狙い目の時間帯で、サブサーフェスやシャローで動かすルアーに反応が良いです。潮の動きやポイントの地形を意識することも大切です。
利根川河口堰は有名ポイントで混雑しがちですが、上手な釣り方次第では大型シーバスを狙えるチャンスがあります。釣り人は利根川河口堰の特性を理解し、工夫を凝らすことが重要です。
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利根川河口堰の開閉時間については、主に潮汐の影響を受けて決まります。
このタイミングは、鹿島港の潮汐(満潮時間1:55、6:15、14:45、20:45など)を基に推測されています。ただし、この開閉時間は目安であり、降雨量によっても変動する可能性があります。実際の開閉操作は、利根川の上下流の水位差(15cm以上を順流と判断)などに基づいて決められています。
河口堰には魚道があり、24時間開いています。ただし、水門操作の予定時間が前後したり中止になる場合もあります。
利根川河口堰の展示ホールに、それなりにキレイなトイレがあります。
土日祝日含む8:30~17:00まで利用できます。