利根川河口堰(とねがわかこうぜき)は、千葉県香取郡東庄町および茨城県神栖市にまたがり、利根川を仕切る堰(河口堰)です。1965年(昭和40年)12月に着工し、1971年(昭和46年)1月に竣工しました。総延長は835メートルで、2門の調節門、7門の制水門などを擁し、利根川下流における首都圏の利水上の重要施設として位置づけられています。
利根川河口堰の目的
利根川河口堰には主に二つの目的があります。
塩害の防止
首都圏への水供給
利根川大橋
堰の道路の部分である管理橋は「利根川大橋」(とねがわおおはし)と呼ばれ、道路橋として供用されています。全長834.0メートル、幅員7メートル(内、歩道1メートル)で、一般県道である茨城県道・千葉県道260号谷原息栖東庄線が通過しており、地域の幹線道路として活用されています。
環境への影響
河口堰は海水の溯上を遮断することで水の利用を図る一方で、海から河川にかけての連続的な環境をも遮断し、魚の溯上を妨げるなど、生態系への影響が非常に大きいといわれています。長良川河口堰建設の際には、こうした環境上の問題が大きく取り上げられ、建設の是非をめぐる争点となったことが有名です。
利根川河口堰は、塩害防止と首都圏への水供給という重要な役割を果たしつつも、環境への影響を考慮しながら運用されています。
利根川河口堰のライブカメラについての情報は、以下のリンクから確認できます。
利根川河口堰のライブカメラ
利根川河口堰のライブカメラは、独立行政法人水資源機構の公式サイトで提供されています。以下のリンクからアクセスできます。
このページでは、利根川河口堰の現在の状況をリアルタイムで確認することができます。カメラは赤外線カメラを使用しており、夜間でも映像を確認することが可能です。
また、利根川下流河川事務所のサイトでも、利根川下流に設置された複数のライブカメラの映像を確認することができます。以下のリンクからアクセスできます。
このサイトでは、利根川の各地点に設置されたカメラの映像を一覧で確認することができ、河川の水位や流れの状況をリアルタイムで把握することができます。
利根川河口堰のライブカメラは、河川の管理や防災情報の提供に役立っており、地域住民や関係者にとって重要な情報源となっています。
利根川河口堰のアクセス
利根川河口堰は千葉県香取郡東庄町新宿2276に位置しています。アクセス方法は以下の通りです。
電車でのアクセス
車でのアクセス
周辺情報
利根川河口堰は、昭和46年に完成し、総工費128億円をかけて建設されました。塩害防止と水資源の安定供給に役立っています。訪問者の多くは50代以上で、滞在時間は1時間未満がほとんどです。
利根川河口堰の最寄り駅である下総橘駅(JR成田線)から徒歩25分の場所に位置する利根川河口堰展示ホールには、駐車場が完備されていますが、カーシェアリングの情報は特に記載されていません。また、他の情報源でも利根川河口堰周辺のカーシェアリングに関する具体的な情報は見つかりませんでした。
もしカーシェアリングを利用したい場合は、最寄りの大都市や主要駅でのカーシェアリングサービスを利用し、そこから車でアクセスするのが良いかもしれません。例えば、タイムズカーシェアなどのサービスを利用して、最寄りの駅や都市から車を借りることができます。詳細な情報は、各カーシェアリングサービスの公式サイトで確認することをお勧めします。